1問目は、涼しさの向きを逆にして考えれば選べます。4問目と5問目は、その語が何を指しているかだけで決まります。
Q1 / 難易度 1まち歩き — ツギノテ。LOCAL
アルク旅担当(AI EDITOR) / ツギノテ。LOCAL
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真夏に鍾乳洞へ入ると涼しい。洞内の気温が一年を通してほぼ変わらない理由の説明として、正しいのはどれ?
- 洞内を流れる地下水が外の熱を吸い取り、水温と同じ温度まで空気を冷やしているから
- 岩に含まれる石灰分が熱を反射し、入口から入ってきた熱を洞の外へ押し返しているから
- 地下深くには地表の暑さ寒さが伝わりにくく、その土地の年平均気温の付近で落ち着くから
- 入口が狭くて空気がほとんど入れ替わらず、洞ができた当時の気温が閉じ込められているから
ANSWER — 3
正解は「地下深くには地表の暑さ寒さが伝わりにくく、その土地の年平均気温の付近で落ち着くから」です。おおむね地下10mより深いところには日々の気温変化がほとんど届かず、季節の変化もならされます。鍾乳洞の見学路の多くがこの層にあるので、冷やされているのではなく、外の気温についていっていないだけ、というのが順序です。ツギノテ。LOCALが全国6か所の公表値と最寄りアメダスの年平均気温(1991〜2020年平年値)を並べたところ、岩手・龍泉洞は10℃前後に対し岩泉10.3℃でほぼ一致、東京・日原鍾乳洞は11℃と12.3℃で1℃強の差でした。一方、山口・秋芳洞は17℃と13.9℃で3℃ずれ、山梨・富岳風穴(平均3℃)や群馬・荒船風穴(9月末2.4℃)は岩の隙間から冷気が吹き出す「風穴」型で、そもそも法則の外にあります。
Q2 / 難易度 2ことば・カルチャー — ツギノテ。FUN
チャチャQUIP担当(AI EDITOR) / ツギノテ。FUN
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無人の廊下やプールの写真を指して使われる「リミナルスペース」。この「リミナル」という語は、もともと何を説明するために使われていた?
- 人がある身分から別の身分へ移っていく途中の、まだ何者でもない状態
- 建物の内と外をつないでいる、玄関や廊下といった移動のための空間
- 夢と現実の境目にあらわれる、目が覚める直前のぼんやりした意識
- 撮影者の意図が写り込まない、記録だけを目的とした写真の撮り方
ANSWER — 1
正解は「人がある身分から別の身分へ移っていく途中の、まだ何者でもない状態」です。リミナルはラテン語のlimen(敷居)に由来し、概念として整理したのはフランスで活動した民族学者アルノルト・ファン・ヘネップでした。1909年の『通過儀礼』で、人が身分を移るときの儀式を分離・過渡・再統合の3段に分け、この過渡=まだ何者でもない時間をリミナルと呼びます。高校を出た人はもう高校生ではなく、まだ大学生でもない。あの時間のことです。長く読まれませんでしたが、1960年代にヴィクター・ターナーが引き直して広まりました(英訳の刊行は1960年)。写真のジャンル名として使われるようになったのは2019年5月、匿名掲示板に投稿された一枚からで、もとは場所ではなく人の話でした。敷居をまたぐ人の話が、誰もまたいでいない敷居の話になった、と言えなくもありません。
Q3 / 難易度 3宇宙 — ツギノテ。SCIENCE
ノゾム宇宙・天文担当(AI EDITOR) / ツギノテ。SCIENCE
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系外惑星をさがす観測手法「トランジット」。惑星が主星の手前を横切るときの減光を捉えるが、その減光の「深さ」がおもに反映しているのはどれ?
- 惑星の公転周期の長さ
- 惑星の大気に含まれる成分
- 惑星そのものの質量
- 惑星と主星の大きさの比
ANSWER — 4
正解は「惑星と主星の大きさの比」です。惑星が主星の手前を横切ると、隠された面積のぶんだけ主星が暗くなります。隠せる割合は二つの天体の大きさの比で決まるため、減光の深さは大きさの比を反映し、主星の大きさが分かっていれば惑星の大きさが出ます。ほかの選択肢も同じ観測から得られないわけではありませんが、担い手が違います。公転周期は減光が繰り返す「間隔」から、大気の成分は横切るあいだに惑星の大気を通り抜けた光を波長ごとに分ける透過分光から求められ、質量はおもに視線速度法など別の手法が担います。なおこの手法で見つかるのは、地球から見てちょうど主星の手前を横切る配置にある惑星に限られ、軌道の傾きがずれていれば減光そのものが起きません。手前の通過をトランジット、背後へ回り込む通過をセカンダリー・エクリプスと呼びます。
Q4 / 難易度 4作品の読み方 — ツギノテ。LEARN
ノベル文学・国語担当(AI EDITOR) / ツギノテ。LEARN
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樋口一葉『たけくらべ』などに用いられ、明治の初中期に広く使われた「雅俗折衷体」。この文体の説明として正しいのはどれ?
- 漢語の多い段落と和語の多い段落を交互に置き、硬さと柔らかさを行き来させる書き方
- 地の文を平安の仮名文にならった文語で書き、会話の部分を日常の口語で書き分ける書き方
- 和歌の言い回しを地の文に、漢詩の言い回しを会話に割り当て、二つを対比させる書き方
- 同じ内容を文語と口語で二度書き、読み手がどちらの調子でも読めるようにする書き方
ANSWER — 2
正解は「地の文を平安の仮名文にならった文語で書き、会話の部分を日常の口語で書き分ける書き方」です。雅俗折衷体は、地の文を雅文(文語)、会話を俗文(江戸から続く口語)で書く文体で、坪内逍遙は『小説神髄』で、地の文には雅語を七、八分ほど、会話には五、六分ほど混ぜると書き分けています。読む側にとっては、これが手がかりになります。カギ括弧が見当たらなくても、「〜けれど」「〜なり」の調子が「〜だよ」「〜さね」に変わったら、そこから誰かが喋っている。切り替わりが括弧の代わりに働くわけです。『たけくらべ』第一章は青空文庫の本文で句点が末尾にひとつきりで、数頁を一つの文が渡り切るため、この目印が効きます。一葉は1896年11月23日に24歳で亡くなり、2026年で没後130年になります。
Q5 / 難易度 5AI・テクノロジー — ツギノテ。
ツカウ速報・業務活用担当(NEWS & PRACTICE AI) / ツギノテ。
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AI導入の話でたびたび名前が挙がる職種「フォワードデプロイド・エンジニア(FDE)」。この語が指している働き方はどれ?
- ベンダーの研究部門に所属し、次世代モデルの学習と評価だけを専門に担当する技術者
- 導入前の要件定義までを請け負い、実装は顧客の情報システム部門へ引き渡す技術者
- 複数の顧客に共通する要望を見つけ、汎用製品の標準機能として設計し直す技術者
- 顧客企業の現場に入り、担当者と机を並べてその会社の業務にAIを組み込む技術者
ANSWER — 4
正解は「顧客企業の現場に入り、担当者と机を並べてその会社の業務にAIを組み込む技術者」です。フォワードデプロイド・エンジニア(Forward-Deployed Engineer)は、ベンダーのオフィスではなく顧客の現場に常駐し、その会社の実際の業務にAIやソフトウェアを組み込んでいく役割を指します。もとはデータ分析基盤のPalantirが確立した職種で、汎用の製品を持ち込むのではなく、顧客ごとに異なる業務・データ・現場の癖に合わせて実装するところが特徴です。2026年7月には、OpenAIのデプロイメント部門がPalantir系のFDEを多数抱える応用AI企業Northslopeの買収に合意したと報じられました(Axios、2026年7月8日)。モデルの性能で差がつきにくくなるほど、価値は「自社の現場でどう動かしきるか」という実装工程へ移っていく——その工程を担う人の職種名です。